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邪悪なものの鎮め方

金持ちも貧乏人も、宝くじに当たる確率は変わらない
そんな世の中でも楽しく生きられる

内田樹
バジリコ木星叢書思想・哲学・評論] 国内
2010.01  版型:B6
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レビュワー/堀和世

〈村上春樹の『羊をめぐる冒険』はレイモンド・チャンドラーの『ザ・ロング・グッドバイ』の本歌取りである。その『ザ・ロング・グッドバイ』はスコット・フィッツジェラルドの『ザ・グレート・ギャツビー』の本歌取りである。その『ギャツビー』はアラン・フルニエの『ル・グラン・モーヌ』の本歌取りである。おそらくその『ル・グラン・モーヌ』にも「本歌」がどこかにあるのであろう〉

作家は往々にして先人の名作を踏まえ、そのことをこっそりと文中に忍ばせて「分かっている読者」を喜ばすのだと述べられる中での一節だが、正直に申し上げて、私はここで挙げられた小説を全く読んでいない。作家の名前で知っているのは村上春樹だけである。ついでに言えば、私は村上作品を一つも読んだことがない(ここだけの話、2009年のレビューでジョージ・オーウェルの『一九八四年』の新訳版を取り上げたとき、私は当然ながら『1Q84』にも言及したが、それは北條一浩さんによる同書のレビューを参考にして、読んだふりをしていた。実に厚顔なことであった)。力を抜くことでパフォーマンスを最適化できるのは確かだが、その客観的なボリュームとクオリティーは「知の基礎体力」に左右されるのである。

どうしていいかわからないときに、どう生き延びるか

さて、説明が遅れてしまったが、内田先生が「書いているうちに何とかなるだろう」と言いつつ、では何を書いているのか――ということである。体裁としては45本からなるエッセイの集合である。「まえがき」によれば、ここ数年間に書かれたブログから抽出されたものだそうだが、何だか不思議なタイトルだ。「まえがき」から本の帯に引用された一節に〈「邪悪なもの」をめぐる物語は古来無数に存在します。そのどれもが「どうしていいかわからないときに、正しい選択をした」主人公が生き延びた話です。主人公はどうして生き延びることができたのでしょう?〉とある。

例えば「まえがき」のすぐ後、しょっぱなに載っている文章には「二〇〇九年六月六日」の日付がある。テーマは同年5月に出版された『1Q84』。内田先生はこう書く。
〈『1Q84』では、「邪悪なもの」は「リトル・ピープル」と名づけられる。それとの戦いが現実の1984年とは違う「1Q84年」という神話的な闘技場で展開する〉

もとより『1Q84』を未読である私には何のことだか分からないので、もう一度「まえがき」に戻ると、「邪悪なもの」を構成する条件として〈「それ」とかかわるときに、私たちの常識的な理非の判断や、生活者としての倫理が無効になるということ。「どうしていいかわからない」ということです。渡り合うか、戦うか、スルーするか……いろいろ対応はありそうですけれど、「こういう場合にはこうした方がいい」というガイドラインはない〉と書かれている。

ああ、なるほど。要するに人生相談みたいなものですね……と即座に反応できる人は、よほど頭の筋肉がしなやかなのに違いない。人生相談に正解はない。てゆうか、人生そのものに正解が存在しない。逆にいえば「間違った人生」などというものもない。それは人間が常に「部分」でしかないからである。何らかのことが正しいか、それとも誤りかを分けるには基準となる「物差し」が必要だが、ある人の人生とは一度きりの、その人にしかないものなので、同じく一度きりの自分だけの人生を生きている他人がいくら集まって話し合っても、物差しは作りようがない。

となると、どんな悪辣なことをしても「間違った人生」ではないのだなと言って、どしどし悪辣なことをやり始める人間が出てこないとも限らない(このあたり、どんな罪深い人間でも念仏を唱えれば往生できると説いた浄土教の『悪人正機説』に対する一般的な誤解にもつながる)。歩行者天国にトラックで突っ込んで人をはね、それでも収まらず包丁で誰彼問わず切りつけるような輩がちょくちょく出てくると、私たちは非常に困る。

しかし、正誤や善悪をきっちり分ける物差しがなければ、私たちはそれなりに安心しては暮らせないのだろうか。そんなこともない。よく知られている例を出そう。1つしかないケーキを子ども2人で平等に分けるにはどうしたらいいか。周りには大きさや重さを測る道具などはない。いろいろ方法はあるだろうが、一番手っ取り早いのは1人がナイフでケーキを切って、もう1人が最初に好きなほうを選ぶ、というやり方だ。自分が得をしたくて片方のケーキを大きく切ると、相手にそれを取られてしまい、結局は自分が小さなケーキを選ばされて損をする。だから、ケーキを切るほうは寸分違わず2等分できるように細心の注意を払う。2つに切られたケーキの大きさ、重さをそれぞれ正確に知ることができなくても、2人の間に不平不満は起こらない。

この本の中で、内田先生はそのことに「道徳」という言葉を当てはめている。
〈道徳律というのは分かりやすいものである。それは世の中が「自分のような人間」ばかりであっても、愉快に暮らしていけるような人間になるということに尽くされる〉

道徳というと、とかく「規律やルールを重んじる」とか「命を大切さを教える」などと頭ごなしに降ってくるお題目と思いがちだが、そうではないのだ。規律やルールに頼ろうとする人は物差しを求めている。が、それは自分には「全体」が見えると錯覚している人なのだ。

内田樹の他作品の書評も収めていますので、お楽しみください。
『日本辺境論』 レビュワー/北條一浩 書評を読む
『街場の教育論』 レビュワー/近藤雄生 書評を読む

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内田樹
バジリコ木星叢書思想・哲学・評論] 国内
2010.01  版型:B6
価格:1,680円(税込)
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