松本人志は夏目漱石である!
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著
峯尾耕平
宝島社
/宝島社新書
[サブカルチャー]
国内
2010.10 版型:新書 ISBN:4796678751
価格:735円(税込)
日本の近代小説は、文明開化と共に普及した新聞を舞台に発展。お笑いという文化は、戦後普及したテレビを舞台に発展し、今日の隆盛を築いた。文豪とお笑い芸人を比較検証し、世界に類のない日本文化の特質に迫る。
おすすめ本書評
- 「関西人として言わせてもらえば、その対比には賛同しがたい」
○前置き:関西人の視点から
最初にレビュワー自身の自分語りをさせていただくことをお許しいただきたい。というのも、本書の書評として辛辣な意見を書かせていただく以上、その背景を明らかにしておく必要があるからだ。
私は奈良県に生まれ育ち、大阪泉州の学校に通い、難波の予備校を経て京都に下宿して大学に通った人間だ。つまり、二十数年間を関西圏で過ごしてきた関西人である。「笑都」大阪の番組を見て育ち、吉本新喜劇を見ては椅子から転げ落ちてきた。ボケ・ツッコミ・ノリツッコミはコミュニケーションの一環だ。
松永英明
2010/12/22掲載
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