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拳闘士の休息

ブレーク・オン・スルー(to the other side).

トム・ジョーンズ岸本佐知子
河出書房新社河出文庫小説] 海外
2009.10  版型:文庫
>>書籍情報のページへ
レビュワー/北條一浩

【魂の恍惚、精神的なエクスタシーとしか言いようのない発作を、私は何度も経験した。そのとき私は神の存在をありありと感じた。そして、この世界はあらゆる事物がそれぞれに役割をもった、一つの必然の舞台なのだと知らされた。】

これは「訳者あとがき」で紹介されているトム・ジョーンズのインタビューの言葉です。トム・ジョーンズという人は、若い時に癲癇を患ったために、ヴェトナム戦争に行かずに除隊になった人でした。これはその癲癇の発作について語ったものです。そしてこの『拳闘士の休息』でしばしば書き込まれているように、海兵隊に入隊する前は、アマチュア・ボクサーとして活躍していました。ボクシングの世界で見た「一番おそろしいもの」を、トム・ジョーンズは「黒い光」と表現します。黒い光。光が黒いということがまず、通常の我々の日常の側からはわからないわけですが、「黒い光」という一語(実際に「黒い光」というタイトルの一篇が収録されています)が喚起するイメージの衝撃は、それでもなにかしら我々を揺さぶる力を持っていると思います。

『拳闘士の休息』には、「ブレーク・オン・スルー」「ワイプアウト」「アンチェイン・マイ・ハート」と、名詞ではなく、それぞれ動作もしくは行動を意味するタイトルが3つあります。岸本さんは、これらを英語表記で書かず、日本語に訳すのでもなく、カタカナをポンと読者の前に放り投げます。「放り投げる」というのはむろん放棄するという意味ではなく、読者へのパスと考えるべきでしょう。突き抜ける、壊す、心を解き放つ、とまあ、そういった所作ですが、「突き抜ける」「ブチ壊す」「心を解き放つ」では、翻訳として成立しているとは言えません。しかし、何をどう突き抜け、誰が何をどう壊し、何から心が解き放たれるのか、そこを書くことは極めて困難で、しかもこれからそれぞれの小説を読もうとしている読者の前にそれを晒すべきでもない。
タイトルというのは、とかく翻訳者のパフォーマティブな自意識が出やすいものだと思いますが、ここではまったくそのような気遣いは無用で、読者は外国語のカタカナ表記という、つまりはその言葉をこちらサイドに受け入れている(日本語訳)わけでもなければ、さりとて拒絶している(英語表記)わけでもない、そんな宙吊りで不安定な壁の前に立たされてしまうように思うのです。

【夕食のあとでボカッシオは、レントゲン写真をすり替えて健康診断をパスし、資格を取り消されないようにする手がある、という。あんた廃人になるわよ、とあたしはいう。かまうもんか、俺は潜っている時だけが幸せなんだ、それも深ければ深いほどいいと彼はいう。「海底(した)にいるときは、何もかもが完璧なんだ。海の底にたった一人でじっとしているときに、俺は何度も神の存在を感じた」
「それって、聖書のエホバみたいな神様?」とあたしはきく。
「いや、物理学みたいな神だ」と彼はいう。】

「アンチェイン・マイ・ハート」の中のパッセージです。ダイビングのやりすぎで、骨がハチの巣のようにもろくなってしまった、それでも潜るのをやめられない男・ボカッシオが語る「神」。「物理学みたいな神」というのが実にトム・ジョーンズらしいと思います。

そして「ブレーク・オン・スルー」という短編のタイトルはやはりあの、ドアーズのファーストアルバム『ザ・ドアーズ』の最初の曲「Break on through(to the other side)」を想起させるわけですが、この短編の最後はまさに、1971年7月9日、ジェイムズ・ダグラス・モリソン(ジム・モリソン)の死が報じられ、「どのラジオ局も朝から晩までドアーズを流し続けていた」、その日の記述で終わっています。

 Break on through to the other side,
 Break on through to the other side,
 Break on through to the other side,yeah.

2分半にも満たない短い曲ですが、ドアーズ独特の、あのレイ・マンザレクのオルガンはまだ若干控えめなこの曲の中で、ジム・モリソンのボーカルは何度も「Break on through to the other side」を連呼します。いったいこれを何と訳したらいいのでしょう? 向こう側へ突き抜けろ? なんだかモッサリしていますね。あっちに突っ込め! くらいでいいのかな。

短編「ブレーク・オン・スルー」に限らず、『拳闘士の休暇』に収められた10の短編はすべて、「Break on through to the other side」という、言葉のパンチであり、パンチの雨のようです。そして同時に読者が感じてしまうのが、そんな連呼の先にやってくる、軽やかな「yeah」の一語。

同じ癲癇を患った作家でも、かのドストエフスキーとは決定的に違うところ。それはこの小説に、「yeah」が鳴っている、ということではないかと思います。その意味で『拳闘士の休暇』は、ヴェトナム戦争を潜り抜けた世代によって書かれた、まぎれもないアメリカ文学の成果の一つなのです。

なんだか読むのを避けたくなるようなことを書いてしまったかな。いや、そんなことはこの際どうでもよろしい。あなたが女であれ、男であれ、闘う男が好きならば、どうしたってこの小説は読んでみるべきです。

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