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『めくらやなぎと眠る女』村上春樹

短篇作家・村上春樹の魅力を堪能できる
ニューヨークが世界に発信する、24の粒ぞろいの短篇。

【内容】

英語版と同じ作品構成、コンパクトな造本で好評を得た短篇集『象の消滅』(2005年刊行)は、10万部を超え、多くの読者に迎えられました。本書は、その第二弾です。

●日本語で初登場の「蟹」は、『回転木馬のデッド・ヒート』所収の「野球場」の中の作中小説を、実際の作品として書き上げたものです。シンガポールを訪れた幸せなカップルの運命をめぐる、衝撃的な短篇です。

●短篇と長篇の愉しみを語った著者自身の前書きも、本邦初公開です。

●短篇集『東京奇譚集』からはすべての作品が収められています。

【収録作品】

めくらやなぎと、眠る女 / バースデイ・ガール / ニューヨーク炭鉱の悲劇 / 飛行機――あるいは彼はいかにして詩を読むようにひとりごとを言ったのか / 鏡 / 我らの時代のフォークロア――高度資本主義前史 / ハンティング・ナイフ / カンガルー日和 / かいつぶり / 人喰い猫 / 貧乏な叔母さんの話 / 嘔吐1979 / 七番目の男 / スパゲッティの年に / トニー滝谷 / とんがり焼きの盛衰 / 氷男 / 蟹 / 蛍 / 偶然の旅人 / ハナレイ・ベイ / どこであれそれが見つかりそうな場所で / 日々移動する腎臓のかたちをした石 / 品川猿

『めくらやなぎと眠る女』
著 村上春樹 2009年11月27日発売
定価 1470円(税込) 四六判変型 508頁 新潮社

【著】村上春樹(むらかみ・はるき)

1949(昭和24)年、京都府生れ。早稲田大学文学部卒業。1979年、『風の歌を聴け』でデビュー、群像新人文学賞受賞。主著に『羊をめぐる冒険』(野間文芸新人賞)、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(谷崎潤一郎賞受賞)、『ねじまき鳥クロニクル』(読売文学賞)、『ノルウェイの森』、『アンダー グラウンド』、『スプートニクの恋人』、『神の子どもたちはみな踊る』、『海辺のカフカ』、『アフターダーク』など。『レイモンド・カーヴァー全集』、『心臓を貫かれて』、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』、『ロング・グッドバイ』など訳書も多数。


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『めくらやなぎと眠る女』については、北條一浩さんによる書評も収めていますので、お楽しみください。>>書評を読む


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