書評の楽しみを考える Book Japan

 
 
 
トップページ > おすすめ本書評一覧 > あなたにさらわれて

あなたにさらわれて

米国海兵隊の英雄と天才女性科学者のサバイバル逃避行!

エイミー・J・フェッツァー北沢あかね
ランダムハウス講談社ランダムハウス講談社文庫ロマンス] 海外
2008.01  版型:文庫
>>書籍情報のページへ
レビュワー/不来方優亜

正反対カップル度★★★★ ラブ・サバイバル度★★★★★ 敵か味方か脇役ハンサム度★★★★

世界最強を誇るアメリカ軍の中でも精鋭揃いと言われる海兵隊。ロマンスの一ジャンルとして“軍事もの”がありますが、海外作戦を主とするため「殴り込み部隊」の異名を持つ海兵隊は、ロマンス者の中でも人気職。鋼の肉体、優れた頭脳、最前線で戦えるサバイバル技術。男の中の男だぜ!

そんなわけで、今回のヒーローは、サダム・フセイン捕獲作戦にも参加した歴戦の勇者、ジャック・ウィルソン大尉。ジャックは、山深い国立公園で生態系を破壊する増えすぎた鹿を狩るために、海兵隊の部下3人と共に山に分け入ります。お互いを撃たないよう、ひとりひとり距離をとって狩りをしていると、スーツ姿のまま猛スピード駆け降りてくる女を発見。続けて彼女を銃で狙い追いかける黒づくめの男たちを目撃します。ひとまず女を自分たちが乗ってきたトラックに保護し、他の海兵隊員たちの様子を見に外に出ると、そこには部下たちの変わり果てた姿と、ジャックをも攻撃してくる黒づくめの男たちが。憤激に燃えるジャックは、黒づくめの男を一人仕留め、女から事情を訊くためトラックに戻ります。ところがトラックはもぬけのから。近くに落ちていたIDカードには、彼女の写真とともに、「シドニー・A・ヘイル博士」と名前が記されていました。博士がなぜなにもないはずの山中で謎の男たちに追われていたのか。仲間を殺した者たちへの復讐を誓い、警察と山林管理官に報告をしようとしたジャックは、そこで国家安全保障局の存在を目にします。白昼の殺人劇を、ジャックたちの狩猟中の事故で済ませようとする意図を察したジャックは、素早くその場を離脱し、真相を突き止める孤高の闘いに身を投じるのです。

真相への鍵を握る女――シドニー・A・ヘイル博士は、生化学分野の天才と謳われ、学生時代は注目を集めていましたが、数年前から消息を絶っていました。その頭脳を買われ、アメリカ国内でも最高機密のひとつである、国立公園地下600メートルの秘密研究所で、密かに対サリンガス兵器の研究をしていたためです。襲撃の日、たまたま気分転換に外の空気を吸いに研究所から地上に出ていたシドニーは、兵器の完成情報と共に命からがら難を逃れ、ジャックに救われたあとは、機密保持の規定に従い、国家安全保障局に連絡して、その保護下に入っていたのでした。しかし、保障局のシスコ捜査官らは、襲撃者たちが何者か、何が起こったのかもなかなか特定できず、唯一の生き残りであるシドニーを襲撃者の一味なのではないかと疑い始めます。保護という名の厳しい監視の下、命を狙われる恐怖に耐えるシドニーをさらって外に連れ出したのは、証言者として彼女を探していたジャックでした。

シドニーのせいで部下が死んだのではないか、そう考えていたジャックは、始め彼女に敵対心に近いものを抱いています。反対に彼女のほうでも、自分をさらった男ですから当然警戒心を抱き、なんとか出しぬけないかと機会をうかがっています。しかもそれぞれ国家に対して職業上の秘密を守ると宣誓した身。プロフェッショナル同士であるがゆえに、お互いの秘密を預けきれず、次第に魅かれあい、信頼を寄せながらも、なかなか最後の壁を取り払うことができません。そんな二人を、繰り返し謎の男たちが襲い、さらにシスコら国家安全保障局の捜査員が追い詰めます。本当にギリギリの状況で、二人が真実に手を組んだとき、恐るべき敵の計画が露わになるのです。

ジャックは、ネイティブ・インディアンの血を伺わせるワイルド・ハンサムで、並以上の頭脳があり、気は優しくて力持ちという、敵にしなければ理想的な男。対するシドニーは、赤みがかったブラウンの髪の美女で、抜群のスタイルを研究着の下に隠した、国家を代表する超頭脳派。二人の人を食ったような丁々発止のやり取りは、サスペンスフルな展開に、ちょっとしたユーモアのスパイスをまぶします。

<「俺は誘拐者で、君は誘拐された人質だ」とジャック。「君が話せ」彼女が腕を組んだ。ほれぼれするほど反抗的だ。勝ち目はないのに、頑張っている。「俺は卑劣にもなれるんだぞ、ヘイル博士」
「あら、私なんか月経前症候群(PMS)よ。これに勝てる武器なんてないわよ」>

<彼が何食わぬ顔で言った。「泣き言を言っても始まらないからな」それでも、手を伸ばしてきて、彼女の手をしっかり握った。
シドニーは赤面した。「ごもっともね。もう連邦法を五つくらい破っているんだし、もう一つ増えたからってどうってことないわ」
「そう来なくっちゃ。ただし、捕まったらムショ行きになるぞ」
「それじゃ捕まらないで。だって囚人用のジャンプスーツって太って見えるんですもの」>

ジャックは政府から殺しのライセンスを与えられた海兵隊エリートで、何もかも一人で判断する癖があり、その反面、深い孤独を抱えています。そして、研究所唯一の生き残りであるシドニーも同じ孤独を抱えていました。

<シドニーは新しいタイプのトラブルだった。今も俺が戦地に長くい過ぎたことを証明してくれた。戦地で自分の何かを失ってしまったことを。それを取り戻したい。ジャックは思った。>

<シドニーはにわかにベットから跳び下りると、足を引きずって彼を追った。【…】私も彼と同じように一人ぼっちで喪失感を味わっている。彼に触れよう、こちらを向かせようと思ったが、ただ彼の腰に腕を回して、その背中に頭をもたせた。>

こうして、マッチョと学者が寄り添っていく醍醐味というのが、本作の見どころなんですけど、実はサスペンスとしての出来もかなりいいんですね。
それに一役買っているのが、敵か味方か、国家安全保障局の捜査官シスコの存在。端正な美貌の持ち主ですが、任務に忠実なゆえか、周囲やシドニーたちからは冷血漢と忌み嫌われます。まさにその姿はクールビューティにふさわしく、彼がいることで展開に厚みが加わり、さらに華まで添えられるという……。敵か味方かは、ご自分で読まれてたしかめてください。

著者の、エイミー・J・フェッツァーは、父、夫、息子がすべて海兵隊員という、海兵隊家族に恵まれ、その経験を活かして、本作をはじめたくさんのロマンス小説を世に出してきた作家。邦訳はランダムハウス講談社文庫からは本作と『ドラゴンの恋人』という特殊工作員同士のロマンティック・サスペンスが、その他ハーレクインのシルエット・シリーズや、漫画化作品などもあります。ちなみに本作は、コロラド・ロマンス作家賞のエクセレンス・イン・ロマンティック・サスペンス賞と、ロマンス作家協会オレンジ郡支部が主催するザ・ブック・バイヤーズ・ベスト・アワードに輝きました。それだけ評価された作品ですし、私としては、将来的にシスコが主役の話が出るんじゃないかと睨んでいるんですが、まだ本国アメリカでは出ていない模様。妄想が広がるばかりです。

おすすめ本書評・紹介書籍

あなたにさらわれて
エイミー・J・フェッツァー 北沢あかね
ランダムハウス講談社ランダムハウス講談社文庫ロマンス] 海外
2008.01  版型:文庫
価格:966円(税込)
>>詳細を見る

新着情報

2013/08/16[新着書評]
『きことわ』朝吹真理子
評者:千三屋

2013/08/15[新着書評]
『テルマエ・ロマエⅥ』ヤマザキマリ/「1~3巻は大傑作、4~6巻は残念な出来」
評者:新藤純子

2013/06/19[新着書評]
『高円寺 古本酒場ものがたり』狩野俊
評者:千三屋

2013/06/18[新着書評]
連載「週末、たまにはビジネス書を」第11回
『くまモンの秘密 地方公務員集団が起こしたサプライズ』熊本県庁チームくまモン

評者:蔓葉信博

2013/05/12[新着書評]
『フィフティ・シェイズ・ダーカー(上・下)』ELジェイムズ
評者:日向郁

2013/04/04[新着書評]
『クラウド・アトラス』デイヴィッド・ミッチェル
評者:千三屋

2013/03/15[新着書評]
【連載】 蔓葉信博「週末、たまにはビジネス書を」
第10回 『投資家が「お金」よりも大切にしていること』藤野英人
評者:蔓葉信博

2013/02/18[新着書評]
『はぶらし』近藤史恵
評者:日向郁

2013/01/31[新着書評]
『知的唯仏論』宮崎哲弥・呉智英
評者:千三屋

2012/01/30[新着書評]
【連載】 蔓葉信博「週末、たまにはビジネス書を」
第9回 『思考の「型」を身につけよう』飯田泰之
評者:蔓葉信博

2013/01/25[新着書評]
『醤油鯛』沢田佳久
評者:杉江松恋

2013/01/18[新着書評]
『秋田寛のグラフィックデザイン』アキタ・デザイン・カン
評者:千三屋

2013/01/17[新着書評]
『空白を満たしなさい』平野啓一郎
評者:長坂陽子

2013/01/15[新着書評]
『箱根駅伝を歩く』泉麻人
評者:千三屋

2013/01/11[新着書評]
『世界が終わるわけではなく』ケイト・アトキンソン
評者:藤井勉

2012/12/21[新着書評]
【連載】 蔓葉信博「週末、たまにはビジネス書を」
第8回 『ネンドノカンド 脱力デザイン論』佐藤オオキ
評者:蔓葉信博

2012/12/19[新着書評]
『デザインの本の本』秋田寛
評者:千三屋

2012/12/12[新着書評]
「さしたる不満もなく私は家に帰った」第2回「岸本佐知子『なんらかの事情』と近所の創作系ラーメン屋」
評者:杉江松恋

2012/11/28[新着書評]
『ニール・ヤング自伝I』ニール・ヤング
評者:藤井勉

2012/11/22[新着書評]
『日本人はなぜ「黒ブチ丸メガネ」なのか』友利昴
評者:新藤純子

2012/11/21[新着書評]
『私にふさわしいホテル』柚木麻子
評者:長坂陽子

2012/11/19[新着書評]
【連載】 蔓葉信博「週末、たまにはビジネス書を」
第7回 『老舗を再生させた十三代がどうしても伝えたい 小さな会社の生きる道。』中川淳
評者:蔓葉信博

2012/11/15[新着書評]
『格差と序列の心理学 平等主義のパラドクス』池上知子
評者:新藤純子

2012/11/09[イベントレポ]
兼業古本屋のできるまで。とみさわさん、なにをやってんすか

2012/11/08[新着書評]
『機龍警察 暗黒市場』月村了衛
評者:大谷暁生

2012/11/02[新着書評]
『なしくずしの死』L-F・セリーヌ
評者:藤田祥平

2012/10/31[新着書評]
『エコー・メイカー』リチャード・パワーズ
評者:藤井勉

2012/10/30[新着書評]
『文体練習』レーモン・クノー
評者:藤田祥平

2012/10/25[新着書評]
『生きのびるための建築』石山修武
評者:千三屋

2012/10/24[新着書評]
『占領都市 TOKYO YEAR ZERO Ⅱ』デイヴィッド・ピース
評者:大谷暁生

2012/10/23[B.J.インタビュー]
「この翻訳家に聞きたい」第3回 藤井光さんに聞く「アメリカ文学の"音"って?」(後編)
インタビュアー:石井千湖

2012/10/22[B.J.インタビュー]
「この翻訳家に聞きたい」第3回 藤井光さんに聞く「アメリカ文学の"音"って?」(前編)
インタビュアー:石井千湖

2012/10/19[新着書評]
『最後の授業 ぼくの命があるうちに』ランディ・パウシュ、ジェフリー・ザスロー
評者:日向郁

2012/10/18[新着書評]
『イタリア人と日本人、どっちがバカ?』ファブリツィオ・グラッセッリ
評者:相川藍

2012/10/17[イベントレポ]
ミステリー酒場スペシャル ローレンス・ブロック酒場Part1

2012/10/16[イベントレポ]
ブックレビューLIVE:杉江VS米光のどっちが売れるか!?

2012/10/15[イベントレポ]
ミステリ酒場スペシャル ローレンス・ブロック酒場三連発 PART2~泥棒バーニー、殺し屋ケラー編&ブロックおもてなし対策会議~

2012/10/15[新着書評]
『犬とハモニカ』江國香織
評者:長坂陽子

2012/10/10[新着書評]
『Papa told me cocohana ver.1 丘は花でいっぱい』榛野なな恵
評者:千三屋

2012/10/08[イベントレポ]
“その日”が来てからでは遅すぎる! あなたの知らないお葬式のすべて?ボッタクリの秘密から納得のエコ葬儀プランまで

2012/10/04[新着書評]
【連載】 蔓葉信博「週末、たまにはビジネス書を」
第6回 『本気で売り上げを伸ばしたければ日経MJを読みなさい』竹内謙礼
評者:蔓葉信博

2012/10/03[新着書評]
『青い脂』ウラジーミル・ソローキン
評者:藤井勉

2012/10/02[イベントレポ]
松本尚久さん、落語の楽しみ方を教えてください!

2012/10/01[新着書評]
『ヴァンパイア』岩井俊二
評者:長坂陽子

2012/09/27[新着書評]
『A Life of William Inge: The Strains of Triumph』ラルフ・F・ヴォス
評者:新藤純子

2012/09/25[新着書評]
『鬼談百景』小野不由美
評者:挟名紅治

2012/09/24[新着書評]
『ここは退屈迎えに来て』山内マリコ
評者:長坂陽子

2012/09/20[新着書評]
『銀の匙』中勘助
評者:藤田祥平

2012/09/18[新着書評]
『最初の人間』アルベール・カミュ
評者:新藤純子

2012/09/14[新着書評]
『その日東京駅五時二十五分発』西川美和
評者:相川藍

2012/09/13[新着書評]
『無分別』オラシオ・カステジャーノス・モヤ
評者:藤井勉

2012/09/12[新着書評]
『鷲たちの盟約』(上下)アラン・グレン
評者:大谷暁生

2012/09/11[新着書評]
『ラブ・イズ・ア・ミックステープ』ロブ・シェフィールド
評者:日向郁

2012/09/10[新着書評]
『嵐のピクニック』本谷有希子
評者:長坂陽子

2012/09/07[新着書評]
『本当の経済の話をしよう』若田部昌澄、栗原裕一郎
評者:藤井勉

2012/09/06[新着書評]
【連載】 蔓葉信博「週末、たまにはビジネス書を」
第5回 『戦略人事のビジョン』八木洋介・金井壽宏
評者:蔓葉信博

2012/09/05[新着書評]
『ひらいて』綿矢りさ
評者:長坂陽子

2012/09/04[新着書評]
『失脚/巫女の死 デュレンマット傑作選』フリードリヒ・デュレンマット
評者:藤井勉

2012/09/03[新着書評]
『かくも水深き不在』竹本健治
評者:蔓葉信博

2012/09/01[新着書評]
『残穢』小野不由美
評者:挟名紅治

2012/08/31[新着書評]
『わたしが眠りにつく前に』SJ・ワトソン
評者:長坂陽子

2012/08/28[新着書評]
『芸術実行犯』Chim↑Pom(チン↑ポム)
評者:相川藍

2012/08/27[新着書評]
『ぼくは勉強ができない』山田詠美
評者:姉崎あきか

2012/08/16[新着書評]
『オカルト 現れるモノ、隠れるモノ、見たいモノ』森達也
評者:長坂陽子

2012/08/10[新着書評]
『セックスなんか興味ない』きづきあきら サトウナンキ
評者:大谷暁生

2012/08/08[新着書評]
『深い疵』ネレ・ノイハウス
評者:挟名紅治

2012/08/07[新着書評]
【連載】 蔓葉信博「週末、たまにはビジネス書を」
第4回 小林直樹『ソーシャルリスク』
評者:蔓葉信博

2012/08/03[新着書評]
『はまむぎ』レーモン・クノー
評者:藤井勉

2012/08/02[新着書評]
『清須会議』三谷幸喜
評者:千三屋

2012/07/31[新着書評]
『岡崎京子の仕事集』岡崎京子(著)増渕俊之(編)
評者:相川藍

2012/07/30[新着書評]
『月と雷』角田光代
評者:長坂陽子

2012/07/28[新着書評]
『ことばの食卓』武田百合子
評者:杉江松恋
2012/07/18[新着書評]
『図説 死因百科』マイケル・ラルゴ
評者:大谷暁生

2012/07/13[新着書評]
『最果てアーケード』
小川洋子
評者:長坂陽子

2012/07/12[新着書評]
『なぜ戒名を自分でつけてもいいのか』橋爪大三郎
評者:千三屋

2012/07/05[新着書評]
『少年は残酷な弓を射る』(上・下)
ライオネル・シュライヴァー
評者:長坂陽子

2012/07/04[新着書評]
『未解決事件 グリコ・森永事件~捜査員300人の証言』NHKスペシャル取材班
評者:挟名紅治

2012/07/02[新着書評]
『女が嘘をつくとき』リュドミラ・ウリツカヤ
評者:藤井勉

2012/06/29[新着書評]
連載 蔓葉信博「週末、たまにはビジネス書を」
第3回 三浦展『第四の消費』
蔓葉信博

2012/06/27[新着書評]
『シフォン・リボン・シフォン』近藤史恵
評者:相川藍

2012/06/26[新着書評]
『湿地』アーナルデュル・インドリダソン
大谷暁生

2012/06/22[新着書評]
『話虫干』小路幸也
長坂陽子

2012/06/20[新着書評]
『彼女の存在、その破片』野中柊
長坂陽子

2012/06/15[新着書評]
『新人警官の掟』フェイ・ケラーマン
日向郁

2012/06/14[新着書評]
『俳優と超人形』ゴードン・クレイグ
千三屋

2012/06/13[新着書評]
『毒婦。 木嶋佳苗100日裁判傍聴記』北原みのり
長坂陽子

2012/06/12[新着書評]
『WOMBS』白井弓子
大谷暁生

2012/06/11[新着書評]
『21世紀の世界文学30冊を読む』都甲幸治
藤井勉

2012/06/08[新着書評]
『愛について』白岩玄
評者:相川藍

2012/06/06[新着書評]
『柔らかな犀の角ー山崎努の読書日記』山崎努
挟名紅治

2012/06/04[新着書評]
『夜をぶっとばせ』井上荒野
長坂陽子

2012/06/01[新着書評]
「七夜物語』川上弘美
長坂陽子

2012/05/30[新着書評]
連載 蔓葉信博「週末、たまにはビジネス書を」
第2回 高畑哲平『Webマーケティング思考トレーニング』
蔓葉信博

2012/05/23[新着書評]
「ピントがボケる音 OUT OF FOCUS, OUT OF SOUND』安田兼一
藤井勉

2012/05/21[新着書評]
「飼い慣らすことのできない幻獣たち」
『幻獣辞典』ホルヘ・ルイス・ボルヘス
藤田祥平

2012/05/16[新着書評]
連載「長坂陽子 ロマンスの神様願いを叶えて第18回」
「その名は自己満足」
長坂陽子

2012/03/30[新着書評]
連載「長坂陽子 ロマンスの神様願いを叶えて第17回」
「そのプライドが邪魔をする」
長坂陽子

2012/02/28[新着書評]
連載「長坂陽子 ロマンスの神様願いを叶えて第16回」
「恋のリスクマネジメント」
長坂陽子

2012/02/15[新着書評]
連載「長坂陽子 ロマンスの神様願いを叶えて第15回」
「非華奢女子の生きる道」
長坂陽子

2012/02/02[新着書評]
連載「長坂陽子 ロマンスの神様願いを叶えて第14回」
「パターン破りの効用」
長坂陽子

2012/01/31[新着書評]
『最高に美しい住宅をつくる方法』彦根明
評者:相川藍

2012/01/20[新着書評]
『ペット・サウンズ』ジム・フジーリ
評者:藤井勉

2012/01/17[新着書評]
連載「長坂陽子 ロマンスの神様願いを叶えて第13回」
胸だけ見ててもモテ期はこない
長坂陽子

2012/01/11[新着書評]
連載「長坂陽子 ロマンスの神様願いを叶えて第12回」
「恋で美しくなる」は本当か
長坂陽子

2012/01/10[新着書評]
「旧式のプライバシー」
『大阪の宿』水上滝太郎
藤田祥平


Internet Explorerをご利用の場合はバージョン6以上でご覧ください。
お知らせイベントBook Japanについてプライバシーポリシーお問い合わせ
copyright © bookjapan.jp All Rights Reserved.