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世界は分けてもわからない

『地図のない道』への応答として
―文系読者のための福岡伸一サイエンス本レビュー

福岡伸一
講談社講談社現代新書サイエンス] 国内
2009.07  版型:新書
>>書籍情報のページへ
レビュワー/北條一浩

小学生時代の算数、理科にはじまり、一貫して理系オンチであり続ける人間にとって、自然科学者が一般読者向けに提供する「わかりやすい」散文は、ことのほか優雅に見える。文芸書や人文書周辺でアップアップしている自分の日常に、養老孟司、池田清彦といった人たちの散文を時折投入すると、キュッと身が引き締まる思いがするのである。

福岡伸一は、そんな、多くの一般読者を獲得している自然科学者スターの中でも、いま、とびきりの人気スターである。それもそのはず、『生物と無生物のあいだ』にしても『動的平衡』にしても、文化系の人たちがたくさん読んでいる。そして最新刊の『世界は分けてもわからない』がまた…… ああ、今度のもめっぽう面白いや。

福岡伸一が養老孟司、池田清彦といった人々と決定的に異なるポイントとして、「擬人法の活用」が挙げられると思う。分子生物学のような学問では、細胞や遺伝子などの精妙な働き、性質などを解説する際、それらを人間世界の事象に当てはめると、例えば人と人が争っている状態であるとか、強者が弱者を周囲に侍らせておくとか、そういう、わかりやすい、擬人的な比喩を使って述べることを注意深く回避するのが普通である。それは、新たな研究の成果を安易に「人間化」、つまり我々の既知の回路の中に回収してしまい、出来事を矮小化してしまうことを怖れるためだろう。

そうした人間化・矮小化の危険は百も承知で、福岡さんはあえて積極的に(?)擬人法に打って出る。危険と隣り合わせのこの行為が、しかし文章に「生命を生命たらしめるバイタルなもの」、つまり「生気」を吹き込む。

【ローディングされた細胞タンパク質のサンプルはSDSによってマイナスの電荷を帯びている。だからタンパク質はどんな分子であっても、プラス極の側に、つまりゲルの下側の方向に引き寄せられることになる。電源をオンにすると、よーいどん! タンパク質のレースが開始される。井戸はスタート台。井戸の底から先はポリアクリルアミドのゲル。それが競泳プールにあたる。それぞれのレーンの中をタンパク質は一斉に泳ぎ始める。】

ローディングとはなにか、SDSとはなにか、それを知らなくても、我々はタンパク質がそこで何をしているのかをおおよそ理解できるし、そのダイナミズムに触れることが可能だ。

『世界は分けてもわからない』は、いろいろな方向から読者にパスを投げてくる。視線とはいったいなにか。電車に乗っている時など、例えば向かいの席に座っている人をつい凝視してしまい、それに気付いた相手から睨まれたり、不審な視線を逆放射されたりした経験は誰にもあると思うけれど、なぜそういうことが起こるのか。夜空の星が見えるのはなぜなのか。コンビニのサンドイッチはなぜ長持ちするのか。

この本の中には、そういう事がいろいろ書いてある。面白そうでしょ? しかもそれらはこの本全体の結論に向けた小道具やエピソードではなく、個々に完結したユーモアと実質を持ちながら、同時に有機的に連関している。全体を構成するパーツとしてではなく、個別性と連関性が同時に開かれているような、「動的」なものである。

『世界は分けてもわからない』のすぐれた特質として次に挙げたいのは、1冊の書物としての構成の妙、である。本の後半へと進むに従って、今日の科学者にとっての念願であり、多くの研究者が全力を注いでいるがん細胞の究明について多くの言葉が費やされていくが、ある時、ニューヨーク州イサカのコーネル大学に彗星のように現れたマーク・スペクターという傑出した研究者が巻き起こすドラマの記述は、ほとんど実況中継のような臨場感があり、圧巻である。

【そんなある日、研究室に新人がやってきた。マーク・スペクター。二十四歳。紅顔の美少年という形容詞がぴったりの、端整で細身の立ち姿。スペクターはポスドクではなかった。博士号ももっていない。これから学位の取得をめざす、初々しい大学院一年生としてラッカー研究室に入ってきた。まさに新人だった。しかし、スペクターは単なる新人ではなかった。彼はあらゆる意味で、天才だった。】

一つだけ説明しておくと、「ポスドク」とは postdoctoral fellow 博士研究員の略。大発見が期待されるような研究プロジェクトチームの中では、博士号を取得したばかりの「ポスドク」こそが即戦力かつ主戦力であり、つまりマーク・スペクターはそういうポジションの遥か手前にいる、どこの馬の骨とも知れない存在だったということである。

そのスペクターがこのあと、ドえらいことをやらかす。あえてこういう言い方をしよう、読者はスペクターに、二度、びっくりさせられるはずであると。

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