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今さら聞けない科学の常識―うろおぼえを解消する102項目

知っていそうで知らないかも? 副題どおりの「うろおぼえ解消」本。

朝日新聞科学グループ
講談社講談社ブルーバックスサイエンス] [ライフ] 国内
2008.06  版型:新書
>>書籍情報のページへ
レビュワー/小玉節郎

この本の副題に「うろおぼえを解消する102項目」とあって、科学好きを少しくすぐる。

私はなにしろ説明したい男なのである。
「高波と高潮の違い? それはね…」だの「彗星と流星ね、似ているようで少し違い、違うようで同じところもある」だの「昆虫は、まず体が三つの部分に分かれていて…」といった、科学かせいぜい「理科レベル」ではあっても大体間違いなく説明できる人間でいたい。そう思って生きてきた。
こういうことが何の役に立つかといえば、自分の子どもに何か聞かれた時に、ちゃんと答えることができる父であると、信頼を得ることができる。これ、けっこう大切な気がしている。今や息子たちは成長し、私が聞く方になって、何か質問すると「父さん、それはいい質問だね」などといわれる始末ではあるが。

講談社ブルーバックス、この新書は、科学好きを常に誘惑する。私はかなりの数のブルーバックスを読んできた。また、蔵書していて非常に役立つ本も多く出ている。専門家が、素人にわかりやすく科学のことを解説する本としてありがたいこと限りない。とはいえ、時に先生ががんばりすぎて「何いってんだかさっぱりわからない本」もないではない。

私の場合には、今さら聞けないなどということはなくて、知らないことはどんどん聞いてしまう質(たち)である。取材で様々な人に会って、話を聞く仕事をしているせいもあるだろう。
さて『今さら聞けない科学の常識』。
朝日新聞の購読者であれば、このタイトル、どこかで見たような、と思われるかもしれない。本書は同紙日曜版・同タイトルの記事を再構成した本である。
第1章「身体・生命」の常識から始まって「食品・栄養」、「身のまわり」、「地球・気象」、「資源・素材」、「宇宙」、「生物」、「IT」と第8章までの常識が読める本だが、読んでみると、私には「資源・素材」と「IT」の章にある項目がほぼ説明できなかった。ああ、この方面に弱いんだなとわかった。
また、これについては知っていると思っていても、きちんとした解説を読んでみると「あ、ここが抜けていた」ということがわかったりして、「うろおぼえを解消する」という副題が的を射ているのだ。

この本で初めて知ったことがいくつかあり、その一つを紹介しておこう。
視力検査の時、アルファベットの「C」のような形を見せられて、輪が切れている方向を見定めるようになっている。
ほとんどの人が経験しているはずだが、実は、あれはアルファベット「C」ではないそうだ。
目の分解能を調べるために、フランスの眼科医が考えたものだそうで、その人の名前にちなんで「ランドルト環」というのだ。知っていましたか?
この「ランドルト環」という名を知っただけで、今度酒を飲むとき、あるいは最近目が悪くなってさぁという話題が出たときに、目の検査の時に見せられる記号だけど、「英語のCだと思ってない?」などと聞いて、話題にしてしまうことになる。

これが私はこのレベルなのである。面白ければ何だって会話のネタにしてしまうという知識で、そういう風にして一度そのネタを使ってみれば、ちゃんと記憶に残る。で、何度も使える。要するに覚えたことになる。
で、「ランドルト環」は覚えられたが、直径7.5ミリ太さ1.5ミリの円の一部が1.5ミリ幅で切れている環を、5m離れたところから見て、正確にどこが切れているか判断できる能力を「視力1.0」としている、という数字を確実に覚えられるかどうか、このあたりが、私の頭の限界だと思う。

科学の常識は、ただ頭に入れておくだけでなく、日常的に周囲を観察するとき役立てたり、話のネタに出したり、いつも使ってこその知識である。というかさび付かせないで「使える知識にしておくこと」が大切ではないか。そういうことのために、こうした本はすこぶる役に立つ。「科学の知識」といってしまえば、なにやら堅い学習になってしまいがちだけれど、クイズに強くなるには知っておいた方がいいぞ、というあたりから入るのだってかまわないわけだ。それと、物事を知っているということ、特に科学畑に関していえば「ちゃんと知っている」ということは、この程度の説明ができることなのだという基本にもなる。
自分の知識の偏り、あるいは、わかっているけれど言葉で正確に解説するとなると「怪しい部分がある」知識を組み直してみるにはかなり楽しい本である。

コラーゲン、たくさん食べれば「お肌がプルプル」というのは幻想だとある。私はこうした、怪しい広告をバーンと否定してしまえる科学知識を大いに身につけたいと思っているのだ。
そしてこの本でも、血液型と人の性格は関係がないとするのが現代の科学の見方であるとはっきり書いている。血液型の性格分類が好きな人と話したり、初対面で血液型のことを平気でいうような人に対して私はだんまりを決め込む。波風を立てないように、と思っているからだが、「私って限りなくBに近いAなの」などという、もう科学を持ち出すまでもないアホらしいことを力説する人と一緒にいたくない気持ちが強い。

とはいっても、私は科学が万能などと一度も思ったことがない。科学側からも「科学が万能」とはいわないと思う。ただ、様々な現象を客観的に説明、解明するには科学という手段はかなり有効だと思ってはいる。そういう私に、この本は非常に面白かった。
科学嫌いというのが理解できない。身の回りの現象がなぜそうなるかわかること、それが科学の基本で、知っていると日常がとても面白い。
そういうことも感じさせてくれる一冊である。本当は高校生か、物好きな中学生が読むといい本だと思う。

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