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フィルム・アート―映画芸術入門

映画を本格的に学び、語り、論じるために必携必読の、圧倒的な一冊。

デイヴィッド・ボードウェルクリスティン・トンプソン藤木秀朗
名古屋大学出版会アート・カルチャー] 海外
2007.09  版型:A4
>>書籍情報のページへ
レビュワー/鷲谷花

英語圏の大学の映画学のコースでは最も普及してきた教科書といってよい書物が、とうとう日本語に訳されました。著者は、欧米の幾多の映画研究者の中でも屈指の影響力と生産性をほこるデイヴィッド・ボードウェルとクリスティ・トンプソンです。現在日本で出回っている映画史や映画技術の教科書的な他の書籍の数々と比較してみても、質量ともに圧倒的な一冊であることは間違いありません。各章の最後に付けられている参考文献リストだけをとっても、その充実ぶりは他の追随を許さないものがあります。

本書の初版が出たのは1979年ですが、その後も映画をめぐる情況の変化や、最新の学術的成果を反映しつつ改訂が重ねられており、今回の日本語版の底本となっているのは、2004年に刊行された第7版です(原著は2006年に第8版が刊行)。たとえば、『ロード・オブ・ザ・リング』三部作の驚異の映像を作りだしたデジタル技術に関する詳細な記述や、このところ世界の主要な映画賞を総なめにしている感もあるアン・リー(李安)監督の快進撃を支えてきた独立系映画会社グッド・マシーンの成り立ちについての説明など、世界映画の現状を理解するにあたって重要な情報も的確に押さえられています。

本書の主要な論点は、「映画の製作・興行・流通」「映画の形式と観客に及ぼす作用」「映画の分類」「映画の技法」「映画の批判的な分析のしかた」「映画史」と大別できるでしょう。本書は、まず、産業(もしくは自主製作などそれに対抗的な形態)および芸術形式としての《映画》が、110年以上の歴史の中で獲得してきた実に多種多様な形態を紹介しつつ、その多様性と広がりを、ただ「何でもあり」としてフラットに捉えるのではなく、「芸術(アート)」としての価値を適切に分析し、評価することを読者に促してゆきます。その際の評価基準は、ひとまず「一貫性・統一性」「観客に及ぼす効果の強さ」「複雑さ」「オリジナリティ」と定義されています。そうした基準が、映画の物語、ミザンセン(映画のフレーム内に必要な諸要素を配置し、操作すること)、ショットの撮影、編集、サウンドなど、具体的なテクニックの組み合わせによっていかに達成されているのかが、古典的物語映画の名作から、近年のハリウッドのヒット作、あるいは香港映画、ドキュメンタリー、実験映画など、さまざまな作品の詳細な分析を通じて解き明かされてゆきます。

作品例として、ジャン・ルノワール、アルフレッド・ヒッチコック、オーソン・ウェルズ、ジャン・リュック・ゴダール、黒澤明といった「作家」の名作も多く取りあげられていますが、ここでは、個人的な「作家」の「天才」を称揚する作家主義的なアプローチよりも、個々の作品のうちに集積され連携しあう多様な技法からなる「スタイル」を徹底的に分析することに、むしろ焦点が置かれています。著者のボードウェルとトンプソンは、とりわけ、現在に至るまでの商業物語映画のありようを強力に規定してきたモデルとしての「古典的ハリウッド映画」に関する研究で知られるだけに、「古典的ハリウッド映画」の代表的な作品についての分析がとりわけ充実していますが、たとえば個人の作り手による実験映画や、ドキュメンタリー映画など、「古典的ハリウッド映画」とは全く異なる非商業映画についても周到な記述がなされています。すぐれた先人たちによる達成を受け継ぎつつ、新鮮な創意工夫を生み出し、技法を鍛えあげることで、競合しつつも、映画史を彩る数々の豊穣な「スタイル」を作りだしてきた有名無名の作り手たちのクラフトマンシップに対する敬意が、全編にわたって貫かれている点が、本書の大きな特徴といえます。その反面、映画学のもう一方の重要な成果としてのフェミニスト批評、クィア批評、あるいはポストコロニアル批評といった、イデオロギー批判的なアプローチに対しては、いささか冷淡なスタンスをとっているかにみえる点に、あるいは物足りなさを覚える読み手も少なくないかもしれません。

ともかく、本格的に映画について学び、語り、論じることを志すならば、まずは必携必読の一冊です。また、本書の内容は、映画以外のヴィジュアル・カルチャーについて考察する際にも、大いに活用することができるものです。たとえば、手塚治虫による「映画的手法」のマンガへの導入とは、いかなる意義をもつものだったかを改めて考えてみるにあたり、「《映像による物語》とはなにか」をめぐる本書の浩瀚な記述は、多くの重要な示唆を提供してくれることでしょう。

ただし、大変な労訳であることは間違いないのですが、ジャン・ルノワールの至高の傑作『ピクニック』中の、あまりにも有名なシルヴィア・バタイユ(役名アンリエット)のクローズアップの図版に付けられたキャプションが、「『ア・デイ・イン・ザ・カントリー』では、超クローズアップによってヘンリエッタの涙が見える」(253ページ)となっているという致命的なミスをはじめ、現場用語や映画題名、登場人物名などの誤記が散見されます。この点に関しては、重版での訂正が待たれるところです。

ちなみに、先述したように、この『フィルム・アート』原書は初版から大幅な改訂を重ねていますが、現在は公式サイト(www.mhhe.com/filmart8)で、最新第8版についての補足・訂正情報や、映画を学ぶ学生や教師が本書をより有効に活用するためのガイドラインなどが提供されています。また、ボードウェル個人の非常に充実したサイト(www.davidbordwell.net/)には、改訂によって差し替えられた旧版の作品分析例の採録をはじめ、やはりさまざまな補足情報が豊富に掲載されています。(ただしすべて英語)

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