書評の楽しみを考える Book Japan

 
 
 
トップページ > 連載企画 > 月刊きれいになりたい 女性のための[HOW TO 本]実践ルポ > 第2回 はやくも2日で挫折してしまったの 編

第2回 はやくも2日で挫折してしまったの 編
『読むだけでキレイにやせる ヒプノダイエット』 藤井裕子 (総合法令出版)

1章、自分を振り返る

なにせ『読むだけでキレイにやせる』というタイトル。これ、試さないわけにはいかないでしょう。でも・まあ・そんなことって・ありえないでしょう!? と思いつつ、もしホントならかなりウレシイ♪、いやとってもウレシイ♪、というわけで読書開始。
1~3章あり、まず1章と2章は一気に集中して読み進めよと指示があります。期待感と猜疑心がちょっぴり高まります。―さて1章、ここではダイエットの失敗や過食嘔吐から抜け出すために、自身の潜在意識にある(1)問題を探り出し、(2)解消、(3)成功イメージを設定し、(4)潜在能力を発揮する状態へ導く―という4つの行程が書かれています。なるほど~、そんなふうに考えて、進めていくわけだな、と。


ああ、過食嘔吐の日々

自分でもチェックシートに記入しながら読み進めていくわけです。過食嘔吐について、かなりふれてます。わたし自身、一人家飲みで酔っぱらっちゃった時とか、普段買わないポテトチップスなどを食べつくしてしまい、その後胸やけと太る恐れから吐いた経験が何度もあります。ふり返ると30代後半から増え始めた体重はやがて7kg増。これはマズイとダイエットをしては3~4kgの増減を繰り返している―そうか、あの頃から始まった行為だったんだなと気がつきました。
そう「自身の潜在意識にある(1)問題を探り出し」というのが、これに当たるわけです。それから、なぜそんなことをするのかと思いを巡らせ、自分を見つめ直した1章。けっこう納得でありました。


ダイエット選択、反省、そして肯定

2章に入って、ここからが実践的内容です。何をするかというと「ダイエット選択」というもの。たとえば喉が渇いた時、水とジュースとどちらを選択するか? コレは成功イメージに近づくための選択。我慢ではない、ということなのです。1章を読み終えた後は「ダイエット脳」になっているのでこの選択が受け入れられるはず。なるほど。
3章では「ヒプノート」なるものが登場。その日できたダイエット選択、反省、ヒプワードと呼ぶ自分に対する肯定文(たとえば「私は健康美を手に入れ心が震える感動を味わうのを知っています」といったような前向きな文章)を書き記すのです。 
ヒプワードは必ず「私は~」から始まらなくてはならず、ルールは9つ。わたし、コレがどうにもうまく書けない。正直、書いたところで恥ずかしい。自分なりの表現のしかたではルールがあるだけに効かないのか? やはりまだダイエット脳にはなっていなかったのか? むーん、相当に自分の気持ちのテンションを高くキープできないと、これは難しい。
・・・2日で挫折しました。
ただこのヒプノダイエットを試した後、前向きな気持ちになって筋トレを始めたのは事実(もちろん筋トレ本購入)。これってダイエット選択のひとつであり、ヒプノートは書けずとも、わたしなりに効果はあったと思う今日この頃です。しかし体重はいまだ変化せず・・・。



boopleで検索する

お探しの書籍が見つからない場合は、boopleの検索もご利用ください。Book Japan経由でのご購入の場合、Book Japanポイントをプラスしたboopleポイントを付与させていただきます。

booplesearch


注目の新刊

Sex
石田衣良
>>詳細を見る
失恋延長戦
山本幸久
>>詳細を見る
自白─刑事・土門功太朗
乃南アサ
>>詳細を見る
ガモウ戦記
西木正明
>>詳細を見る
怨み返し
弐藤水流
>>詳細を見る
闇の中に光を見いだす─貧困・自殺の現場から
清水康之湯浅誠
>>詳細を見る
すっぴん魂大全紅饅頭
室井滋
>>詳細を見る
すっぴん魂大全白饅頭
室井滋
>>詳細を見る
TRUCK & TROLL
森博嗣
>>詳細を見る
猫の目散歩
浅生ハルミン
>>詳細を見る
さすらう者たち
イーユン・リー
>>詳細を見る
猿の詩集 上
丸山健二
>>詳細を見る
ポルト・リガトの館
横尾忠則
>>詳細を見る
ボブ・ディランのルーツ・ミュージック
鈴木カツ
>>詳細を見る
カイエ・ソバージュ
中沢新一
>>詳細を見る
銀河に口笛
朱川湊人
>>詳細を見る
コトリトマラズ
栗田有起
>>詳細を見る
麗しき花実
乙川優三郎
>>詳細を見る
血戦
楡周平
>>詳細を見る
たかが服、されど服─ヨウジヤマモト論
鷲田清一
>>詳細を見る
冥談
京極夏彦
>>詳細を見る
落語を聴くなら古今亭志ん朝を聴こう
浜美雪
>>詳細を見る
落語を聴くなら春風亭昇太を聴こう
松田健次
>>詳細を見る
南の子供が夜いくところ
恒川光太郎
>>詳細を見る
星が吸う水
村田沙耶香
>>詳細を見る
コロヨシ!!
三崎亜記
>>詳細を見る
虚国
香納諒一
>>詳細を見る
螺旋
サンティアーゴ・パハーレス
>>詳細を見る
酒中日記
坪内祐三
>>詳細を見る
天国は水割りの味がする─東京スナック魅酒乱
都築響一
>>詳細を見る
水車館の殺人
綾辻行人
>>詳細を見る
美空ひばり 歌は海を越えて
平岡正明
>>詳細を見る
穴のあいたバケツ
甘糟りり子
>>詳細を見る
ケルベロス鋼鉄の猟犬
押井守
>>詳細を見る
白い花と鳥たちの祈り
河原千恵子
>>詳細を見る
エドナ・ウェブスターへの贈り物
リチャード・ブローティガン
>>詳細を見る
人は愛するに足り、真心は信ずるに足る
中村哲澤地久枝
>>詳細を見る
この世は二人組ではできあがらない
山崎ナオコーラ
>>詳細を見る
ナニカアル
桐野夏生
>>詳細を見る
逆に14歳
前田司郎
>>詳細を見る
地上で最も巨大な死骸
飯塚朝美
>>詳細を見る
考えない人
宮沢章夫
>>詳細を見る
シンメトリーの地図帳
マーカス・デュ・ソートイ
>>詳細を見る
身体の文学史
養老孟司
>>詳細を見る
岸辺の旅
湯本香樹実
>>詳細を見る
蝦蟇倉市事件 2
秋月涼介、著 米澤穂信など
>>詳細を見る
うさぎ幻化行
北森鴻
>>詳細を見る

Internet Explorerをご利用の場合はバージョン6以上でご覧ください。
お知らせイベントBook Japanについてプライバシーポリシーお問い合わせ
copyright © bookjapan.jp All Rights Reserved.