悪党芭蕉
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著
嵐山光三郎
新潮社
/新潮文庫
[詩歌]
国内
2008.10 版型:文庫 ISBN:9784101419091
価格:540円(税込)
ならず者と遊び人が集った蕉門、美男弟子との衆道関係、あの句にこめられた危険な秘密…いつしか神格化され「求道の人」のアイドルとなった松尾芭蕉。しかしその素顔は、芥川龍之介に「日本の生んだ三百年前の大山師」と言わしめるほど、凄腕の不良だった!「俳聖」を敢えて俗人と同じレベルで再考し、犯罪すれすれのところに成立した俳諧の真の凄味に迫る、画期的芭蕉論。第34回泉鏡花文学賞&第58回読売文学賞W受賞。
スキャンダル; 「古池や…」とはなにか; 「芭蕉」という俳号; 「作意」を消せるか; 魔法の目玉; 「不易」か「流行」か; 『猿蓑』の怪; 超簡訳『猿蓑』歌仙; 獄中俳人・凡兆; 「次男」の文芸; 閉関の説 スランプと死神; 不良俳人・其角; 『俳諧問答』に難点あり; 生類憐みの句; 死後に見よ; 死出の旅; 荒れる句会; 最後の歌仙; 夢は枯野をかけ廻る; 蕉門分裂へ
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