最後の遣唐使
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著
佐伯有清
講談社
/講談社学術文庫
[歴史]
国内
2007.11 版型:文庫 ISBN:9784061598478
価格:840円(税込)
承和の第十七次遣唐使は、二度の渡航失敗、副使の乗船拒否という前代未聞の事態にも拘らず、政府が派遣を強行、莫大な犠牲を出した。九世紀、連年の飢饉と疫病で疲弊した律令国家は、唐に何を求めようとしたのか。『続日本後紀』や、随行した僧円仁の『入唐求法巡礼行記』を丹念に読み込み、遣唐大使・副使、政府、僧侶、それぞれの思惑が絡んだ、最後の使節団の苦難の旅路に迫る。
おすすめ本書評

- 最後の遣唐使
なかなか唐にたどりつかなかった、遣唐使。
国家事業を漂流譚として読む。
小玉節郎
2008/09/13掲載
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